ブレグジット(Brexit イギリスのEU離脱を問う国民投票)での注意点について
(2016/06/22)
ブレグジット(Brexit)は、イギリスのEU離脱を問う国民投票のことを言います。イギリスはEUの主要国の一角を占める国であり、その主要国の一つがEUに残留し、今後もEUがヨーロッパ地域の統一共同体として成り立っていけるかどうかが問われる点で大変注目されています。個人的には無事残留の結果となると思いますが、万が一離脱の結果となってしまった場合、イギリスに続きEUから離脱する国が続く事態も考えられるため、EUのシステムの存続自体が危機にさらされるかもしれません。
ブレグジットの投票は日本時間の2016年6月23日水曜日の午後3時~24日木曜日午前6時に行われます。
結果が判明しだすのが午前8時30分、大勢が判明するのが24日午後1時頃と見込まれています。
ブレグジット時の取引における注意点についてまとめておきます。こんな時に取引を行うのは予測できない値動きに身を預けるのと同じとして取引自体を避けてしまうのが投資の観点からはベターな選択だとは思います。取引される方は下記の注意点について念頭に置きながら自己責任で取引してください。下記の記事は以下のページを参考にして記載しました。
英国国民投票(6/23)に伴う相場変動に関するご注意事項│FX│外為どっとコム
http://www.gaitame.com/uk_referendum/attention.html
1.ポンド通貨ペアを中心とした相場急変について
特に、結果が判明しだす日本時間24日朝からポンドの値が急変するおそれがあります。専門家の方々の意見では、少なくともポンドがらみの通貨ペアは5%~10%の変動、離脱の結果となった場合には20%程度の変動もありうるとの予想をする方もいらっしゃるようです。pips数に直すと、20%の相場変動は、ポンドドルで2900pips程度、ユーロポンドで1400pips程度、ポンド円で3100pips程度の変動幅になります。
2.スプレッドの拡大について
急激な相場変動が発生し、FX会社のカバー先の銀行同士がやり取りするインターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)が拡大する恐れがあるので、FX会社においてもポンドを含む全通貨ペアのスプレッドを拡大するかもしれません。これは投票日である6月23日に限らず、投票前の22日終わり頃、結果が判明する24日以降についても言えます。ポンド通貨ペアについては、100pips程度にスプレッドが広がる可能性も考えられるところです。
3.取引の受注停止について
あまりの価格の急変動のために、FX会社のカバー先の銀行の提示レートがFX会社の提示したその場の取引レートとかけ離れてしまった場合、または、通貨の売り買いのバランスが崩れすぎてしまい取引が成立せず、流動性が著しく低下した場合にはポンドを中心とした通貨ペアのみでなく、全通貨ペアにおいて新規注文、決済注文の受注、執行が一時的に停止するかもしれません。
もし、電話注文を利用されている場合は、相場の急変時の場合はレートの復唱確認ができなくなるので、注文を一切受けてくれないかもしれません。
また、指値注文について、一時的な受注停止が発生し、受注再開後のレートと指値のレートがかけ離れてしまった場合には、指定されたレート通りで約定する、受注再開後のレートで約定する、全く約定しないのどれかになるかと。なので、指値は置かないことを強くお勧めします。
(^・^)ならば逆指値ならばおいてもいいんじゃない?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、受注再開後のレートで約定してすぐに急反発することも考えられますので、私はお勧めしません。
4.ロスカットについて 急激な相場変動が発生した場合、本来のロスカット水準(FX会社により異なります)を大幅に下回りロスカットが執行される可能性があり、場合によっては元本超過損が発生することがあります。また、3で述べた流動性の低下に伴い、ロスカットの執行注文も停止されたり、通常より時間がかかる場合もあります。
5.週明けのレートでのギャップについて
サプライズな結果となり混乱が収束していない場合、翌週月曜日のオープンレート(初値)が今週末のクローズレート(終値)に対し、大きく乖離するかもしれません。
6.両建取引について
両建取引をしている場合、2で述べたスプレッド拡大と関係して、評価レートの変動により含み損が増大します。このとき、証拠金の有効保有比率がロスカットレベルを下回った場合にはロスカットが執行されます。しかも、広いスプレッドで注文が通りにくい状態でです。
両建て取引自体について、個人的には、両建て取引自体がある一定の条件のもと異業者間でやらないと意味がないものと思っているので、イベントリスクを避けるためにも両建てポジションは今すぐ解消しましょう。
7.不利なレートでのカバー取引について
特に取引ロット数が多い場合において、相場の流動性低下の状況によっては、FX会社は約定を重視させるため、多少不利なレートを提示していても確実に注文を受けてくれるカバー先に注文を回すことがあります。この場合、FX会社が提示するレートよりも不利な価格で約定することがあります。
8.保有できるポジション上限の制限について
FX会社によっては、特定の通貨ペア、または全通貨ペアについて、約款などで定められている保有ポジション数を一時的に引き下げる変更をしています。この場合、既存のポジションに関しての取り扱いもFX会社によって異なるので、ご自身の取引されている会社のお知らせをよく確認してください。
(2016/06/24 15:00)
市場関係者の当初の予想に反し、ブレグジットではEU離脱派が勝利しました( ̄△ ̄;) 私は残留すると思っていたので、少しトレード戦略を立て直さなければ…上がったところを戻り売りしようと思っていたのに戻りなく下げてしまったので…( ̄~ ̄;)
市場はすでにポンドが大幅に下落した結果、リスクオフで円高、株安が進んでいます。混乱の収束するまでは保有ポジション量を少なくするなどしてご自身の資金を守りましょう。 少し安定してから落ち着いて取引を行っていきましょう。市場が安定するまでにどのくらいかかるかなあ。来週中は混乱するものと考え、トレードをお休みしてしまうのもひとつの方法だと思います。
ブレグジット(Brexit)は、イギリスのEU離脱を問う国民投票のことを言います。イギリスはEUの主要国の一角を占める国であり、その主要国の一つがEUに残留し、今後もEUがヨーロッパ地域の統一共同体として成り立っていけるかどうかが問われる点で大変注目されています。個人的には無事残留の結果となると思いますが、万が一離脱の結果となってしまった場合、イギリスに続きEUから離脱する国が続く事態も考えられるため、EUのシステムの存続自体が危機にさらされるかもしれません。
ブレグジットの投票は日本時間の2016年6月23日水曜日の午後3時~24日木曜日午前6時に行われます。
結果が判明しだすのが午前8時30分、大勢が判明するのが24日午後1時頃と見込まれています。
ブレグジット時の取引における注意点についてまとめておきます。こんな時に取引を行うのは予測できない値動きに身を預けるのと同じとして取引自体を避けてしまうのが投資の観点からはベターな選択だとは思います。取引される方は下記の注意点について念頭に置きながら自己責任で取引してください。下記の記事は以下のページを参考にして記載しました。
英国国民投票(6/23)に伴う相場変動に関するご注意事項│FX│外為どっとコム
http://www.gaitame.com/uk_referendum/attention.html
1.ポンド通貨ペアを中心とした相場急変について
特に、結果が判明しだす日本時間24日朝からポンドの値が急変するおそれがあります。専門家の方々の意見では、少なくともポンドがらみの通貨ペアは5%~10%の変動、離脱の結果となった場合には20%程度の変動もありうるとの予想をする方もいらっしゃるようです。pips数に直すと、20%の相場変動は、ポンドドルで2900pips程度、ユーロポンドで1400pips程度、ポンド円で3100pips程度の変動幅になります。
2.スプレッドの拡大について
急激な相場変動が発生し、FX会社のカバー先の銀行同士がやり取りするインターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)が拡大する恐れがあるので、FX会社においてもポンドを含む全通貨ペアのスプレッドを拡大するかもしれません。これは投票日である6月23日に限らず、投票前の22日終わり頃、結果が判明する24日以降についても言えます。ポンド通貨ペアについては、100pips程度にスプレッドが広がる可能性も考えられるところです。
3.取引の受注停止について
あまりの価格の急変動のために、FX会社のカバー先の銀行の提示レートがFX会社の提示したその場の取引レートとかけ離れてしまった場合、または、通貨の売り買いのバランスが崩れすぎてしまい取引が成立せず、流動性が著しく低下した場合にはポンドを中心とした通貨ペアのみでなく、全通貨ペアにおいて新規注文、決済注文の受注、執行が一時的に停止するかもしれません。
もし、電話注文を利用されている場合は、相場の急変時の場合はレートの復唱確認ができなくなるので、注文を一切受けてくれないかもしれません。
また、指値注文について、一時的な受注停止が発生し、受注再開後のレートと指値のレートがかけ離れてしまった場合には、指定されたレート通りで約定する、受注再開後のレートで約定する、全く約定しないのどれかになるかと。なので、指値は置かないことを強くお勧めします。
(^・^)ならば逆指値ならばおいてもいいんじゃない?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、受注再開後のレートで約定してすぐに急反発することも考えられますので、私はお勧めしません。
4.ロスカットについて 急激な相場変動が発生した場合、本来のロスカット水準(FX会社により異なります)を大幅に下回りロスカットが執行される可能性があり、場合によっては元本超過損が発生することがあります。また、3で述べた流動性の低下に伴い、ロスカットの執行注文も停止されたり、通常より時間がかかる場合もあります。
5.週明けのレートでのギャップについて
サプライズな結果となり混乱が収束していない場合、翌週月曜日のオープンレート(初値)が今週末のクローズレート(終値)に対し、大きく乖離するかもしれません。
6.両建取引について
両建取引をしている場合、2で述べたスプレッド拡大と関係して、評価レートの変動により含み損が増大します。このとき、証拠金の有効保有比率がロスカットレベルを下回った場合にはロスカットが執行されます。しかも、広いスプレッドで注文が通りにくい状態でです。
両建て取引自体について、個人的には、両建て取引自体がある一定の条件のもと異業者間でやらないと意味がないものと思っているので、イベントリスクを避けるためにも両建てポジションは今すぐ解消しましょう。
7.不利なレートでのカバー取引について
特に取引ロット数が多い場合において、相場の流動性低下の状況によっては、FX会社は約定を重視させるため、多少不利なレートを提示していても確実に注文を受けてくれるカバー先に注文を回すことがあります。この場合、FX会社が提示するレートよりも不利な価格で約定することがあります。
8.保有できるポジション上限の制限について
FX会社によっては、特定の通貨ペア、または全通貨ペアについて、約款などで定められている保有ポジション数を一時的に引き下げる変更をしています。この場合、既存のポジションに関しての取り扱いもFX会社によって異なるので、ご自身の取引されている会社のお知らせをよく確認してください。
(2016/06/24 15:00)
市場関係者の当初の予想に反し、ブレグジットではEU離脱派が勝利しました( ̄△ ̄;) 私は残留すると思っていたので、少しトレード戦略を立て直さなければ…上がったところを戻り売りしようと思っていたのに戻りなく下げてしまったので…( ̄~ ̄;)
市場はすでにポンドが大幅に下落した結果、リスクオフで円高、株安が進んでいます。混乱の収束するまでは保有ポジション量を少なくするなどしてご自身の資金を守りましょう。 少し安定してから落ち着いて取引を行っていきましょう。市場が安定するまでにどのくらいかかるかなあ。来週中は混乱するものと考え、トレードをお休みしてしまうのもひとつの方法だと思います。
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